採石の現場、営業などを経験した後、社長に
私は1970年(昭和45年)に、父が創業した東興産業に入社いたしました。
まずは、採石現場でのクラッシャーによる岩石選別、切羽、発破抗などの業務を経験。次いで営業部長に就任すると、業務を教わる人が周囲にいないなか、父の「人に好かれよ」の言葉を糧に、お客様にご評価いただけるよう模索しながら、満足できる商品づくりに懸命に取り組んでまいりました。
その後、会計、経理、決算業務などを経て、1986年(昭和61年)、社長に就任いたしました。
安定経営、信用第一、社員の尊重がモットー
私が社員時代を過ごしたのは、東興産業の経営が最も厳しかった時期に当たります。そのため、私は「再び会社を危機に陥らせてはならない」という信念を持つようになりました。社長就任以来、計画、実行、反省、毎日の努力を積み重ねながら、安定経営、安全操業を理念に事業を進めてまいりました。
また、得意先様、金融機関様、何より地元の皆様のご支援があったからこそ、困難を乗り越えられたことも胸に深く刻まれております。お客様満足の追求、地域貢献を一義に、感謝の心で皆様の信頼にお応えするよう努めています。
さらに、企業は社員があってこそ。働きがいのある職場づくりを進め、地元での雇用にも積極的に取り組んでいます。
創業守成、未来志向で、お客様と地元と共に歩む
創業者の父は苦労を重ね、ゼロから東興産業を興しました。これからもその精神を忘れることなく、二代目として「創業守成」の精神で事業を発展させてまいります。
また、過去の事業やさまざまな体験を活かしつつも、常に時代の流れをとらえ、未来志向で、お客様、地元の皆様と共に歩んでまいります。
東興産業株式会社
代表取締役社長
香川信二